IFAアドバイザーを選ぶポイント

良いアドバイザーを選ぶ目的

これから資産を長期的に増やしていくお客様にとって1番大切なのは、相性が良いIFAアドバイザー(以下 IFA)に出会うことです。
お客様はこれからIFAを選んでいかないといけない立場となりますので、選択の軸を持ちましょう。
そうは言ってもIFAの何を見れば良いかがわからないと思いますのでここでは選択のポイントについてお話しします。

アドバイザーを選ぶポイント

  • 1. 手数料のことを考えられているか
  • 2. ポートフォリオの運用プロセスを説明してくれるか
  • 3. 資産形成のプランニング能力があるか

手数料のことを考えられているか

・ IFAと接する上での観点

お客様のことを第一に考えて商品の提案をしているか?
このような視点を持って接すると良いでしょう。

明らかに希望の商品に沿わない商品の購入を提案してきたり、流行りの個別銘柄などボラティリティの大きい商品の売買を急に提案された場合はお客様のことではなく手数料のことを考えている可能性が高いです。

ボラティリティの大きな商品は価格が乱高下しやすいので安定した資産を築くことが目的の長期投資には向いていません。
価格が乱高下し、損切りや買い増しが発生することでまた手数料がかかってきます。
利回りが減るだけで済むどころか、最悪の場合資産を大きく減少させてしまう可能性がありますので気をつけましょう。

実際にIFAを目の目にし、提案を受けると全てがいい方向に進むのではないかと感じてしまうことが多々あります。
お客様自身が疑問に思うポイントをどんどん質問していくことがとても大切になります。
IFAに対して気を使うことはありません、自身の未来のために本音で話し合い方向性を共有して納得の行く資産運用を心がけましょう。

ポートフォリオの運用プロセスを説明してくれるか

ポートフォリオとは資産の組み合わせのことを言います。
このポートフォリオをIFAとともに作り上げていくのですが、形成されてからどう運用していくのかが最重要事項となります。

お客様の目的をしっかりと伝えた上でポートフォリオは形成していくのですが、どれくらいのリスクがあるのか、計画的にリターンを得ることができるのか、などきちんとしたプロセスを説明してもらう必要があります。

ポートフォリオを組むことでリスクコントロールが可能になりますが、お客様によって取ることのできるリスクは違いますのではっきりと自身の意見と意向を述べましょう。

コミュニケーションロスが思いがけない損失を招く可能性は大いにあり得ます。
どれだけのリスクをとることができて、どれだけのリターンをどれくらいの期間で得ることを目標とするか。
全てを丸投げにせず、IFAと共に考えてみましょう。

資産形成のプランニング能力があるか

プランニングとはお客様と相談した上で前述したポートフォリオを形成することを指します。

そして実際にIFAを選ぶ指針としてあるのが自身が思相談したい分野に強い経歴を持つIFAを選ぶことです。
お客様によって資産運用をしたい目的はそれぞれだとは思いますが、最終的にプランニングをするのはIFAとなりますのでここを外してしまうと投資に対するお互いの考え方にズレが生じてしまう可能性があります。

実際に運用を始めて、そのまま時が経ち資産が増えるのを待っているだけではいけません。
運用を開始した後は定期的にリバランスを行います、このリバランスの提案をして来ないアドバイザーは少し危ないかもしれません。

外国株や債券など様々な商品を組み入れたポートフォリオだと世界情勢などの影響を受けやすい傾向があります。
その際にリバランスを行い、現在の世界情勢や景気動向などを鑑みたポートフォリオへと調整する必要があります。

この作業を怠るIFAはまずいないくらいお客様の資産を成長させる上で大切な事なので、もしIFAの方から提案がなければ質問してみましょう。